2006 京都銅版画展

-銅版画とその教室の軌跡・展望-
 

入場無料

 

主催 
銅版画グループ遊
京都銅版画協会
2006京都銅版画展実行委員会
 

 
 

後援
京都市
京都市教育委員会
京都新聞

 

 

 

 

趣旨

 

関西における銅版画界の草分け、古野由男氏が1960年に紫野高校に
京都市民アトリエを開かれた。銅版画の道具・プレス等もなかなか手に入れることが難しく、銅版画の
認知度も低くて技術的な情報も少ない中でのスタートであった。
古野由男氏の数え切れない教え子の中から多数の作家たちが生まれ、京都は言うに及ばず国内外で活躍している。
 京都市民アトリエは銅版画教室を含め総数12のさまざまなジャンルのものが開講され市民の創作
・交流の場として親しまれていたが、残念ながら平成10年3月に全て廃止され、銅版画教室は
京都銅版画教室としてグループ遊主催で自主運営として、定員を大きく超えて多くの受講者で年2回の講座として実施し、現在に至っている。
 これらの教室の果たしてきた役割には大きいものがあり、市井の美術文化の底力を支えるだけでなく、大学ではない大学のような、作家養成の質の高さを備えるものであった。銅版画の振興に加え、他のジャンルの著名美術家たちが銅版画の創作の可能性を試み独自の創作の場であった。
京都日本画の巨匠 小松 均 氏などがその代表例である。
 古野由男氏と市民アトリエの仲間達が、京都銅版画協会を創立して45年である。
並行して銅版画グループ遊も22年である。これまでの軌跡について作品を通して広く市民に示し、
これからのこれら教室の在り方について考える機会としてこの企画に至ったのである。

 当展覧会の目的としては、銅版画に魅せられた方々、これまでの銅版画教室ゆかりの作家たち、京都銅版画協会会員とOBの作家たち、銅版画グループ遊とOBの仲間たち、京都銅版画教室の受講の仲間たちが一堂に作品を展示し、
市民に銅版画の魅力を楽しんでいただき、美術文化の振興に寄与したい。
併せて今後の市民のための制作の場、銅版画教室の在り方を考えたい。
 

 
     

 

  会 期  
2006年 9月26日(火)〜10月1日(日)

9:00〜17:00  (最終日 16:00まで)
 

 

 
  会場  
京都市美術館別館  展示室 
    岡崎公園内  京都会館東隣
 
 

 

問い合わせ先  

2006 京都銅版画展実行委員会事務局
E−MAIL  
kyoto-doubangaten@hotmail.co.jp

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